ネット弁慶Bのブログ

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リトル巨人くん 読みました

マンガ図書館Zで、リトル巨人くん全15巻 面白かったので一気に全部読みました。

リトル巨人くん http://www.mangaz.com/

私が昭和の時代に雑誌で読んだのは ごく一部にすぎなかったので、ほぼ全部初めて読んだようなものでした。
昔読んだ話が単行本に入ってなかったりしてちょっと残念な部分も。

漫画の内容じゃないほうの特徴・解説としては




開始は1977年 終了は1986年(プロ野球開幕前)
小学館の複数の雑誌で連載されていた(単行本にはバラバラに収録されている?)
単行本に収録されていない話が多い
連載されていない空白の時期が数年ある
権利関係のゆるさを時代が許していて 実在選手が実名で登場する(メジャーリーガーまでも!)
パ・リーグの選手を積極的に登場させている
野球はリアル路線で魔球だの分身だのは無い

など。


巨人くん(滝 巨人・たき きよと)の特徴




ドラフト指名時、8歳(小3でプロデビュー) 
背番号は3(長島茂雄本人の意向により)
登録名はごく普通に 「滝」
投手 左投げ左打ち オーバースロー 最高球速時速160km(連載後期)
肩を痛めて打者に転向していた時代がある(主に代打)
永遠の小学生設定(学年は途中から不明)

こんな感じ。
記録については挙げたらキリがないくらい。何かやるたびに最年少記録なわけですからね。
目立つ記録だと、オールスターで9者連続三振を2度、公式戦でノーヒットノーラン日米野球で4打席連続本塁打など。


良かったと思う点。




巨人至上主義要素は少ない 
パ・リーグとの試合やパ・リーグの選手 OBが多く登場 
失敗のスポーツ野球の漫画として負けや屈辱をちゃんと描く
実在した人や物が実名で描かれている
下ネタやエロがない
人間の限界を超えたようなプレー描写はほぼ無い(子供選手のありえない身体能力は除く)
(全ての選手の)年俸の話が一切出てこない



悪かったと思う点。




後期の狂言回しやボケは中畑まかせ
巨人くん以外の他球団の子供プロ野球選手
単行本一気読みで見えてしまう矛盾(連載初期のことが無かったことになっていたりする)
単行本に収録されていない話が(たぶん)多い 話が繋がらない部分もあった



ギャグ漫画ではないが一番笑ったシーンはここ 

東京周辺で原人化する王貞治(笑)。
プロ野球選手中のプロ野球選手、有名人中の有名人だからしょうがないけど、
この人 いつの時代もオモチャにされてる気がするわ。