ネット弁慶Bのブログ

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初めて視聴したプリキュアの感想8(最終回付近の展開について)




長いなーという印象だった。1週半ぶんくらい削ってほしかった。
あまり面白いとは思わなかった。淡白な感想ですが。

基本1話完結型の作品で終盤付近の〆用のシナリオはあまり重視しないです。
最終回用の特別枠という感じなので。

始まると「ああ通常回が終わっちゃったかあ」程度のもんです。
極論で言えば最終回付近の壮大さも、それはひとつの「個」にしか感じません。
約50回中、40数回の単発話がどうだったかのほうが大事です。
びっくりするほどとんでもないラストなら別ですが。

1話完結型をばかにするわけじゃないですが、普段から話はぶつぎりだろという感じで。
特にプリキュアは何かあってから動くタイプの作品でしたからね。
お経を取りに行くため長い旅をしていたわけでもなし。
普段は普段、最後は最後。

面白いとは思わない最終回付近でしたが、まあそれはそれって感じで、
最後がいまいちでもだからといって作品全体の評価は落ちなかったですね。



とはいえ各話が連動してない繋がってない馬鹿にしてると解釈されても困るので
内容についても感想を書いてみます。


黒幕のディープミラー(レッド)が神の片割れであることは想定内でしたが、
別の惑星を担当していることやブルーの地球に対する嫉妬で動いていたことには驚きました。
「愛」に対する絶望と怒りの理由もここにきてようやく示された感じです。

レッドが理知的なキャラクターであったために、
理由がわかるまで幻影帝国そのものの解釈が困難でした。
子供向けアニメで 悪いことが好きな悪魔がただ悪さしてるだけとは思えなかったからです。
そこをすっきりさせてくれたのはほっとしました。

ただレッドが賢すぎるために話をまとめるのは困難になっていました。
私としてはラスボスの誤解を解いて終わりくらいの単純で短いものを望んでいましたので。

愛に絶望したレッドの暴走を止めることと彼の心の救済が最終回を締めくくる必須条件でした。
そのためにどうしても必要だったのがめぐみの失恋、
めぐみ自身が一度愛に絶望することが必要だったのでしょう。
アンラブリーに己の無力さを突きつけられる展開もそうですね、
レッドの境遇を理解するために必要です。

巻き込まれるように恋愛で苦悩した被害者が主に誠司、連動してひめ。

あの子供目線で楽しくない展開はあまり肯定したくありません。
同人や二次創作を軽んじない私としては二次創作で見たかったような話です。
テレビのプリキュアはもっと楽しくあってほしかったです。

でも肯定したくなくても私の頭ではこれ以上反論できない感じです。
ラスボスがあんなのなら 全てめぐみが経験しなければいけなかったことなんでしょう。
「これいらない話なんじゃない?」
と思うようなことも意味があり後々ちゃんと繋がっているわけです。


ただこれ子供向けアニメでやる内容だったんですかね?!とは思いました。
なんていうか作品のテーマまるごとを否定する「そもそも」論になってきますが。

女児のニーズを考えれば、恋愛ネタは「めぐみxブルー」の年上王子様系が鉄板。
誠司とミラージュは最初から居なくて、惑星レッドはめぐみとブルーの愛の奇跡によって緑の星に復活。
(プリカードのなんでも願いが叶う設定に愛に関する要素も足したりするとよい)
これでよかったんじゃないです? 良キャラの誠司くんには悪いけどこれでドロドロは発生しません。
「ぼくのかんがえたぷりきゅあ」

…最後はみんな幸せハピネスだったから まあいいか。邪神ブルーも地球外に追放できたし



つづく

ハピプリ ひめの恋の顛末について思うこと
初めて視聴したプリキュアの感想1(とっかかりのビジュアル)
初めて視聴したプリキュアの感想2(キュアラブリー愛乃めぐみについて)
初めて視聴したプリキュアの感想3(戦闘について)
初めて視聴したプリキュアの感想4(気になったこと設定などについて その1)
初めて視聴したプリキュアの感想5(気になったこと設定などについて その2)
初めて視聴したプリキュアの感想6(敵側人物とその他の話)
初めて視聴したプリキュアの感想7(その他の人物)
初めて視聴したプリキュアの感想8(最終回付近の展開について)
初めて視聴したプリキュアの感想9(まとめ)