ネット弁慶Bのブログ

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緑山高校を読む

緑山高校」が、以前から「漫画図書館Z」に登録されているのは知っていました。
でもアニメ版の出来が良すぎたため、原作を読むのがなんだか怖くて後回しにしてました。

今回ようやく読みました。

→ 漫画図書館Z 緑山高校


D

緑山高校」は名作ビデオアニメとして有名な作品(だと思います)。
特に主題歌の「遅れてきた勇者たち」とエンディング映像は素晴らしいです。

あの秋山久美さんもカバーした名曲です。(悪意あり)




14巻~ 高校全日本選抜アメリカ遠征

原作漫画のほうは、全20巻。
作中時間の3年間くらいが描かれていました。


読んでみて、夏の甲子園優勝の後の内容は蛇足に近いように思えた。

でもあれだけのキャラクターたちの話だから、続きが期待されて続くのもわかるし、
本当に続いたらこうなるんだなというのもよくわかった。




最終20巻 二階堂と部員の仲は完全に決裂

良かった点
・野球能力のインフレは無かった。 
アメリカ遠征でも日本プロ野球でも二階堂が最強であり続けた。 


10代の大会で主人公たち世代が凄すぎて、「この世界のプロってどうなってんの?」と言いたくなる漫画は多い。
でもこの漫画ではそれは無かったです。
あくまで二階堂と その世代が特に異常に強すぎるという設定は貫いた。
 



最終20巻 日本プロ野球でも無敵の二階堂

悪かった点 
・二階堂が最後まで自分勝手すぎる


二階堂が二階堂であり続けたのは良くもあり悪くもある点だと思うけど…。 
元々性格は良くない二階堂と、それに振り回される仲間たちのやりとりが面白い作品だったはず。

2年生に上がってからは振り回すどころか、振り切ってしまい、気持ちの良くないストーリーとなっていった。
アメリカ遠征終盤の二階堂は結構良い奴になってたのに、2年からが酷すぎる

プロ野球に行ってからは論外。
プロに行く直前の話から既に連載終了が決まってしまって、
どうせ最後だからと やっつけで考えたのかなと思うレベル。




アニメ化された夏の甲子園部分で終わってしまうのが勿体無いとか惜しいのはわかる。
次のアメリカ遠征編で終わっておけば良かったのかもね…。

あまり美しい展開とはいえなくても、
2年から二階堂のライバルキャラが新登場して能力インフレしたほうが良かったのかな?
野球ならテニスやサッカーと違って 日本人選手が世界トップになってもおかしくないし。
(いや 連載当時の1980年代ならおかしいか…)

…引き際って難しいね。